僕のギター教室に来ていただいている方で、初心者の方に次いで多いのが、「ジャズ」を中心としたアドリブが弾けるようになりたいという方です。
これはもう僕自身の演奏活動がそうですし、僕がアップしているYouTubeのレッスン動画もそういったものが多いので、必然的ではありますが、やはりとても嬉しいです(^^)/
自分は、おそらく高校生くらいからアドリブというものを始めて、20歳くらいからジャズ的なものが弾けるように練習を始めましたが、最初の数年はホント何が何やらでしたね…(笑)。
ロックやブルースのアドリブはペンタトニックスケールを中心としたもので、なんとなくは合わせられましたが、ジャズではそれまでのやりかたでは全くそれっぽい感じが出ず、教則本などで練習しても全く歯が立たない状況が数年続きました。
その後、独学では難しいと思い、何人かの素晴らしいギタリストに師事するようになっていきました。
現在は、僕が始めた十数年前に比べて、質の高い教則本やYouTubeやネットのコンテンツなども格段に増えたので、昔よりは独学でジャズを習得できることも増えたかも(?)しれません。
しかし、自分だったら、、たぶん現在でも独学では難しかっただろうなー、と。
良いコンテンツが増えても、ジャズを弾けるようになるのは、やはり簡単ではないと思います。
理由はいくつかあると思いますが、ジャズは「テクニック」はもちろん、「スケール」「コードトーン」「フレーズ」「理論」「リズム」など色んな要素が、演奏時に同時に求められることがひとつかと思います。
(もちろん、これらは他の音楽のインプロビゼーションも同じなのですが、ジャズではそれらがより高いレベルで体系化できていないと難しいのだと思います。)
僕のレッスンでは、自分が学んで経験してきた内容を(または失敗してきてことを糧に…)しっかり整理して、これからジャズを練習する方に、できるだけ効率的になるようにと考えた「オリジナル」の教材をメインにおこなっています。
下記に「練習内容の例」をサンプルでアップしてますが、それぞれTAB付きにしてますので、譜面は読めなくても大丈夫です。
多くの場合は最初に「枯葉(Autumn Leaves)」という曲を題材にして、先に上げた要素を、それぞれしっかり学んでいただきます。
(※生徒さんの希望があれば別の曲で進めることもよくあります。)
「枯葉」は多くのレッスンや教則本で初心者向けにも題材とされているので、選んだ理由はここでは割愛しますが、僕のレッスンではキーを「Am」にして使っています。(通常「枯葉」はジャズではGmで演奏される機会が多い。)
なぜ「Am」かといいますと、Amの平行調であるC(メジャー)で特に「スケール」や「コードトーン」を理解したほうが、分かりやすいからです。
特にロックやブルースから入られる方は(自分もそうでしたが)、B♭やE♭などの馴染みの無いコードや音名が無い方が考えやすいですし。
「スケール」に関しても、僕のレッスンでは、膨大な数がある「スケール」を丸暗記するようなことは基本的にしておらず、基本のスケールから度数を変化させて使うことを推奨しています。
その上でも「♭」「♯」が付いていない「Cメジャースケール」から考えたほうが分かりやすいです。
そんなわけで今日は簡単に、よくやるジャズレッスンの内容を少しご紹介させていただきました。
しかし、内容はもちろんですが、生徒さんのペースや悩みに寄り添って、分かりやすくお教えできるように日々レッスンをしています。
…というのも、自分自身、決してスムーズにジャズを弾けるようになってきたギターライフではなく(今でもまだまだで練習に次ぐ練習の日々ですが…)、失敗や挫折ばかりでしたので、うまく弾けるようにならない苦悩は誰よりもよく分かるつもりです。
これからジャズに挑戦したいと思われる方はもちろん、何度かジャズにトライしたけど挫折した方も、年齢は問わず多くの方がレッスンに来ていただいています。
ぜひレッスンのお申し込み、お待ちしております!
https://www.tomoakinishiura.com/lesson/